「一人ひとりに輝ける場所はある」広報横浜 都筑区版12月号
広報よこはま12月号の都筑区版で無礼面の活動を取り上げいただきました。
テキスト版でその部分をご紹介します。ご一読ください。
「一人ひとりに輝ける場所はある」
「広報よこはま都筑区版 12月号」
「一人ひとりに輝ける場所はある」
区内とその周辺を中心に活動する『無礼面』は、障害理解教育に取り
組んでいるバンドです。活動の現場にお邪魔しました。
●『無礼面』ってなに?
『無礼面』は2010年1月に、隊長のツネ蔵さんを中心に都筑区視覚
障害者福祉協会(TSSK)のメンバー5人で結成されたバンドです。
ツネ蔵さんをはじめ皆さん目が不自由ですが、時にコミカルに、時にやさし
く、音楽や寸劇、視覚障害者の誘導体験などを交えた「障害理解教育」
を年に20回以上も実施しています。
●「無礼面」の障害理解教育の現場の一部を紹介します。
ここは横浜市立谷本小学校(青葉区)。『無礼面』のメンバーが「障害
理解教育」を実施しているところです。
初めて点字の教科書を目にした子どもたちから「わぁー、すごい!」
と歓声が上がります。それもそのはず、教科書1冊が点字になると電話
帳ぐらいの厚さになり、しかも2分冊になります。
『障害者だから、健常者が助けるのが当たり前』などと伝えたいわけでは
ありません。
『自分たちも健常者と同じ社会の一員だから、ただそうある
ためには、みんなのほんの少しの親切が必要です』との思いで、『無礼面』
は今日もどこかで誰かに伝え続けています。
●ツネ蔵さんに聞きました
Q:「全盲」って、いつも真っ暗闇ってこと?
A:私の目は開けても閉じても真っ白。まるで映写前のスクリーンのよう
なんだよ。真っ暗な人もいるし、何かがうっすらと動いているのは
わかるけど、何なのかは分からないという人もいる。本当にさまざま
なんだ。
Q:目の不自由な人は誰でも点字が読めるの?
A:私もそうだけど、生まれつき全盲ではない人は、点字が読めない人も
多いよ。
Q:スポーツなどの趣味を持つのは大変?
A:音の鳴るボールで卓球や、伴走の人がいてくれればマラソンだって
できるんだ。
また、読上げ装置にかければ読書だってできるよ。
Q:目の不自由な人を街で見かけたら、どうすればいいの?
A:気軽に声をかけてほしいな。「何かお困りですか?」「お手伝いしましょ
うか?」そういう一言がうれしいんだ。
●何かのお役に立てるのなら、どんな小さなコンサートでも伺います!
ホームページで私たちの歌声も聞けますよ〜♪
詳しくは「ツネ蔵の世界」で検索←
(障害理解教育や障害者のボランティアに興味をもった人は区社協へ、
障害者団体に関するお問合せについては区役所へ)
広報横浜 都筑版12月号画像
《ファンファーレ!!》