●Screen shot Diary 2001/09/02

Baldur's Gate II
Shadows of AMN


ジャンル
:RPG
発売元
BioWare Corp
公式サイト(日本語版)
セガ・バルダーズゲート日本語版公式ページ

詳細:
:日本語版・限定版あり。
凄まじく奥の深いシステムと、ストーリーがおりなす壮大なRPG。
自由度の恐ろしいまでの高さと、壮大なストーリーが見事に融合している。
AD&D(アドバンスド・ダンジョンアンドドラゴンズ)の世界に基づいている。
日本語版は、セガから発売。

[Baldur's Gate II:Shadows of AMN]:運命に立ち向かいし者達

今回、主人公はもとより、仲間にできるキャラクターのほとんどが、始め絶望的な現状にある。

そこから立ちあがり、自らの運命と戦う決意をした者達。
それが、バルダーズゲート2のキャラクターだ。

それぞれ目的も、性格も、主義も違う。当然だ。自分とは違う人間なのだから。

それらが協力し合い、単純な正義ではなく、自分の目的を果たすために・協力している仲間の目的を、達成するために戦っていく。

Baldur's Gate II:Shadows of AMN


[Baldur's Gate II:Shadows of AMN]:GO! GO! GO!

主人公達は、都市や町等を縦横無断に旅する。

助けを求めるもの、主人公達を利用しようとするもの、主人公達に敵意を持つもの等と出会いながら。

彼らの行動で、色々な人の運命が変わる。

このゲームに登場するあるデーモンの言葉:「おまえが望んでいなくても、お前の行動によって人の運命が変わるのだ」通り。

そして主人公は…自分自身の運命を取り戻すため、ある魔術師を追いつづける。

Baldur's Gate II:Shadows of AMN


[Baldur's Gate II:Shadows of AMN]:使える魔法

このゲームで、個人的に非常に使えると思う魔法の一つ、「インセクトプラーグ」

ドルイドが使えるLV5呪文なのだが、虫の大群を呼び寄せ、攻撃するというものだ。

ターゲットの周辺にいる敵にも飛び火する。

これを食らった敵は、ダメージを受けつづけ、呪文を詠唱することができなくなる。

しかも、恐怖で逃げ惑わせることもできる。

敵パーティーの中心にこいつをぶちこめば、一気に形成が有利になるのだ。

今ここでは、スパイダーの巣で、大量の子スパイダーに襲われかけている。

こんなときも、「インセクトプラーグ」をぶちこめば…

Baldur's Gate II:Shadows of AMN


[Baldur's Gate II:Shadows of AMN]:使える魔法

この通り、一気に回りの敵に広がり、一網打尽。

このあと数秒後、敵の死体だけが残される。

この呪文は、味方のパーティーメンバーには影響が無いため、非常に役立つ。

Baldur's Gate II:Shadows of AMN


[Baldur's Gate II:Shadows of AMN]:使える魔法 - サンレイ

もうひとつ、効果的に使えば超強力な呪文「サンレイ」

これは、太陽光線により、敵にダメージを与え、盲目にする呪文なのだが、ヴァンパイアなどのアンデッド系に、絶大な威力を発揮する。

術者の周りにいる敵に影響があり、これまた一網打尽にできる。

メッセージウインドウを見るとわかるのだが、ヴァンパイアに1037のダメージを与えている。

1037…すでに、このゲームのダメージではない。

有効な魔法は沢山ある。なんたってこのゲームは、魔法が300種類以上もあるのだ。
また、使い方、自分の作戦の違いにより、何倍にも効果的に使うことが出来る。

敵に応じて、状況に応じて、自分の判断に応じて、使い分けていくべきだろう。

Baldur's Gate II:Shadows of AMN


[Baldur's Gate II:Shadows of AMN]:
人から与えられたものから始まり、自分自身で決められる冒険への旅立ち。


運命とは、自分で選択するもの。物語も、人との結託も、自分の主義も、全て自分で決めていくもの。

はじまりは誰かから与えられたもの。だが、そこから先は、自分が決めて動いていく事。

そんな当たり前のことが、見事に再現されているゲームです。

壮大なストーリーに紡ぎ込められた、各々の世界。

このゲームをやって、色々な事件に、世界に、ぜひとも遭遇してほしいものです。


それともうひとつ…。このゲームの、別の点で深く感心させられた点。

このゲームの制作途中、前作からの開発者の一人、「ダニエル・ウォーカー」という方が亡くなりました。

その人の功績と、冥福を祈る事について、マニュアルの1ページをまるまる使って、記述されています。

そして、このゲームを、彼に捧げるという事も。

マニュアルと言う非常に重大なもので、開発者の死を痛み、功績をたたえる。

おなじ開発者であれば、そういった行動に出ることは、当然、むしろ必然でさえあるでしょう。

そんなあたりまえのことに、感心してしまう自分がなんとも。


壮大な世界の中で、運命を自分で決めていけるこのゲーム。
プレイしてみることをお勧めします。
Return Review top page